最優秀賞に馬渕監督「噛む家族」 和歌山・田辺、弁慶映画祭
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源義経に仕えた平安末期の僧、武蔵坊弁慶の生誕地とされる和歌山県田辺市で10日、第18回「田辺・弁慶映画祭」の授賞式が開かれた。最優秀賞の「弁慶グランプリ」に馬渕ありさ監督(29)の「噛む家族」が選ばれた。
「噛む家族」は、現代社会で人間に追い詰められていくゾンビの姿を描いた49分の短編作品。馬渕監督は取材に「次回は長編にも挑戦していきたい」と話した。
同映画祭は、田辺市などでつくる実行委員会が主催。若手監督の登竜門とされ、今回は昨年1月から今年7月中旬までに完成した175作品の応募があった。