文化庁は27日、京都市に移転してから2年となった。この日は、全国大学コンソーシアム協議会(同市)との文化・芸術振興の人材育成に関する連携協定締結式といった記念行事が開かれ、都倉俊一長官は「地方創生に向け、大きな意義がある」と期待を述べた。
同協議会は、各地の大学が交流して教育や研究に取り組むことを推進する組織。協定では、文化財の調査研究や、文化・芸術の魅力を発信できる人材育成を通じ、地域の活性化に寄与することを目指すとした。
同日は文化財の保全や活用に向け、文化庁職員と大学生らによる意見交換会も開かれた。
文化庁は2023年3月27日、本庁を京都に移した。