日枝氏、強い影響力でフジに君臨 黄金時代築いた立役者

 フジテレビと親会社フジ・メディア・ホールディングス(HD)取締役相談役からの退任が決まった日枝久氏(87)は、フジの黄金時代を築いた立役者だ。フジの社長、会長を1988~2017年と長きにわたり務め、HDの会長としても君臨。17年に取締役相談役に就任した後も、関連各社の人事に強い影響力を持ってきたとされる。

 1961年にフジテレビ入社。編成を中心に報道、広報などを経て42歳で放送局の中核である編成局長に抜てきされた。「楽しくなければテレビじゃない」のキャッチコピーの下、民放キー局でトップの営業収入を達成。88年、50歳で生え抜きとして初めての社長に就く。

 92年、フジサンケイグループのトップだった鹿内宏明氏がグループを追われた際には主導的役割を担ったとされる。その後、自身の権力基盤はより強固なものとなった。

 民放連会長として放送業界の顔役を担い、政財界にも人脈を張り巡らせた。フジHDの金光修社長は1月の記者会見で日枝氏について「企業風土の礎をつくっていることは間違いない」と語っていた。

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