万博イタリア館「工期間に合う」 ニシオHD、引き渡し見込み立つ

 ニシオホールディングス(HD)の西尾公志社長は、8日に大阪市で開いた2024年9月期連結決算の記者会見で、25年大阪・関西万博で建設を担当しているイタリアとフィリピン、インドネシアのパビリオンについて、来年2月末から3月初旬にかけて引き渡しができる見込みだと明らかにした。万博は来年4月に開幕する。

 子会社の建機レンタル大手西尾レントオール(大阪市)が、参加国が自前で建てる「タイプA」で、3カ国の建設を主に担当。西尾氏は「懸念されていた海外の展示館も何とか工期は間に合いそうだ。関西の中堅企業が海外の政府機関や設計会社などと一緒に仕事をしたことは大きな財産となった」と述べた。

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