米当局、ホンダ車140万台調査 エンジン不具合で
【ニューヨーク共同】米道路交通安全局(NHTSA)は12日までに、部品が破損しエンジンが停止する可能性があるとして、ホンダが米国で販売した5車種計約140万台について予備調査を始めたと発表した。
対象は2016~20年モデルの高級ブランドのアキュラ「MDX」や、16~20年モデルのホンダブランドの「パイロット」、18~20年モデルの「オデッセイ」など。ベアリングが破損しエンジンが完全に停止する可能性があるという。対象車種について173件の故障の報告を受けていると説明した。
ホンダは今年10月、ハンドルを操作するステアリング部品に不具合があるとして、米国で主力車「シビック」など約170万台をリコールすると発表。その後も燃料ポンプの不具合で「CR-V」など約72万台のリコールを明らかにしている。