共同通信社とソフトバンク子会社の「ＳＢ　Ｉｎｔｕｉｔｉｏｎｓ（インテュイッションズ）」は１４日、生成人工知能（ＡＩ）の開発で提携したと発表した。ニュース記事を使った大規模言語モデル（ＬＬＭ）の性能向上や、社会課題の解決に役立つサービスの実現に向けて協力する。

　共同通信は配信記事の一部をＳＢ側に有償で提供する。ＳＢは、日本の文化に根ざし、日本語に特化した国産ＬＬＭの構築を目指している。

　共同通信の水谷亨社長は「ニュースコンテンツの知的財産権が守られる形で提携した」と説明。ＳＢの丹波広寅社長兼最高経営責任者（ＣＥＯ）は「社会貢献できるサービスの開発にまい進する」との考えを示した。