TSMCが地域交流の催し、熊本 環境保全アピール

 半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の子会社で、熊本県菊陽町の工場を運営するJASMは16日、地域住民との交流イベントを町内で開いた。同社の環境保全に対する取り組みを紹介するブースで社員の説明を聞いたり、熊本や台湾のグルメを味わったりする来場者で会場はにぎわった。

 イベント名は「JASM Smile Day」。堀田祐一社長は開会式で「地域の皆さまや従業員の家族に日ごろの感謝を伝えて笑顔を届けたいという思いから命名した」と説明した。

 工場では大量の地下水をくみ上げる計画で、水量減少を懸念する声があるが、説明を聞いた菊陽町の50代女性は「安心材料になった」と話した。

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