エアバスの34機運航できず ロシア航空会社、制裁が影響

 【モスクワ共同】ロシアの航空会社が運航する欧州航空機大手エアバスの旅客機のうち34機が対ロシア制裁の影響で修理できず、駐機状態になっていると、ロシア紙コメルサントが23日までに報じた。2026年から大規模に引退する見込みだとしている。

 駐機状態にあるのは「A320neo」と「A321neo」で、34機はロシアにある同型機の約半数。不具合が昨年明らかになった米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)のエンジンを搭載しており、制裁のため修理で国外に持ち出したり新規エンジンを持ち込んだりすることが不可能な状況という。

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