24年産の1等米比率、平年並み 23年産は60・9%で最低

 農林水産省が27日発表した2024年産米の11月末時点の農産物検査結果は、1等米比率が76・1%で平年並みを維持した。同時に発表した23年産米の24年10月末時点の1等米比率は60・9%で確定し、現行制度になって以降で最低となった。

 23年産米は猛暑や渇水の影響で色が白く濁るなどの高温障害が発生し、品質が低下。市場に出回る量が減り、24年夏にコメの品薄の要因となった。

 24年産米は全国的にカメムシの被害が見られたものの、一定の降雨があったことなどで品質が向上し、平年並みに回復。11月末までに全体の8割程度の検査が進んだ。

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