北國、福井が新聞紙共通化 災害時の安定供給目指す

 北國新聞社と福井新聞社、大王製紙は16日、両新聞が使用する用紙を共通化したと発表した。大規模災害により製造拠点から物流がストップした際にそれぞれが保管する用紙を融通し合い、安定して新聞を発行できる体制を維持するのが狙い。

 大王製紙が開発・生産した用紙は、両新聞の異なる輪転機で印刷しても品質を保つことができる。災害時の安定的な発行以外にも、通常時は物流面で連携して在庫の有効活用につなげたいとしている。

 両新聞はこれまでも災害時の協力関係があり、色などが独自の仕様だった用紙の共通化を昨年2月から検討してきた。北國新聞社は昨年10月、福井新聞社は今月から共通用紙を使用している。

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