ラピダス、海外企業と協業 AI向け半導体設計
次世代半導体の国産化を目指すラピダスは25日、半導体の設計などを手がけるシンガポールのクエスト・グローバルと協業すると発表した。人工知能(AI)向けに需要拡大が見込まれる先端品の開発を加速させる。クエストの顧客網も活用する狙いがある。
AIは消費電力が大きく、ラピダスはエネルギー効率に優れた次世代半導体を2027年に量産して供給する計画だ。回路線幅2ナノメートル(ナノは10億分の1)相当の最先端品を目指しており、設計面を中心にクエストに技術支援を求める。
ラピダスの小池淳義社長は東京都内で記者会見し、協業によって「顧客に合わせた今までにない新製品をつくれるようになる」と話した。