ENEOS(エネオス)などは27日、再生可能エネルギー由来の水素と二酸化炭素(CO2)から製造した合成燃料を使い、大阪・関西万博会場と大阪駅の間を運行するシャトルバスを報道陣に公開した。合成燃料は脱炭素につながる次世代エネルギーと目され、エネオスは2030年代の商用化を目指す。使用実績を積み、万博のレガシー(遺産)化を狙う。
水素とCO2の合成燃料をバスの運行に使用するのは国内初。車体は日野自動車製で、西日本JRバス(大阪市)が運行を担う。万博期間中、大阪駅直結の商業施設「うめきたグリーンプレイス」との間を行き来する1日19本のうち、10本程度が合成燃料バスとなる。