博多駅「香草物語」930円

 花柄の箱に入った、おしゃれでかわいい弁当。女性が考案したというのが納得できる。掛け紙にはワサビ、大葉、三つ葉などのイラストが、かわいく描かれていて野菜中心のヘルシーな内容に気持ちが高ぶる。ふたを取ると12マスに区切られた中に少しずつ、おかずやご飯が並ぶ。とても1000円札でおつりが来る駅弁とは思えない内容になっている。

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 ご飯ものは3隅に入り、味付け菜の花の入ったものと、錦糸卵がのったご飯は鶏スープでの味付け。ちらし寿司は酢飯の上に色とりどりの具材が散らばる。

 おかずのトマトと豆のコロッケは予想通りの味で、合鴨ロール、鶏肉焼きは薄い塩味。煮しめはどこか懐かしさのする純和風で、漬け物は高菜油炒めと桜漬け。キノコ、スズノコ、ニンジンなどとワサビ菜のお浸しは醤油味仕上げだ。

 大根とニンジンの焼酎漬けは、ユズの風味がよく効いて少しピリ辛。ミートローフと粗びきウインナーは同居し、デザートは杏仁豆腐にビワ、チェリーと盛りだくさん。

 彩り豊かに目でも楽しめ、1マス当たり80円まで。お得感いっぱいで、お腹もいっぱいになりました。

 930円。鹿児島本線・博多駅「中央軒」TEL0942・82・3166

(まいどなニュース/デイリースポーツ・柴田 直記)

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