世界最大級トカゲ「タロウ」公開 名古屋・東山動植物園、初展示

 名古屋市の東山動植物園は22日、コモドオオトカゲの「タロウ」を報道公開した。世界最大級のトカゲで国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種に指定され、国内では唯一の展示。一般公開は23日から。

 タロウは細長い舌を出しながら、ゆっくりと報道陣の前に姿を現した。周囲をうかがうように歩き、餌のネズミを見つけると素早く丸のみした。飼育員の湯川正幸さん(51)は「やんちゃな性格と聞いていたが、頭が良くおとなしい子。全国から見に来てほしい」と話した。

 同園によると、コモドオオトカゲはインドネシアに生息し、大きいと体長3m以上、体重は160キロを超えるという。タロウは体長約2・7mの雄。

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