世界遺産・奄美の自然を身近に 中学生ら島で学ぶ

 「子ども世界自然遺産講座」で、カヌーに乗って鹿児島県・奄美大島のマングローブ林内を巡る子どもたち=13日(奄美大島自然保護協議会提供)
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 鹿児島県・奄美大島の中学生を対象とした「子ども世界自然遺産講座」が16日までに島内で行われ、世界自然遺産に登録されている自然を座学で学んだり、奄美市名瀬の森林が広がる金作原などを訪れて生き物を観察したりした。11月には屋久島でも研修を受ける予定。

 参加した龍南中1年の小林優希さんは「金作原ではヒメハブやハナサキガエルが見られ、自然を身近に感じた。もっと自然を勉強し、他の人に発信していきたい」と話した。

 奄美大島の5市町村が2018年度に始めた同講座は、奄美群島や屋久島の自然の現状や課題を学び、心豊かなリーダーを育成するのが狙い。5回目となった今回は16人が参加した。

 初日の12日は環境省の職員らが講師役となって奄美市役所で座学を受けた後、ガイドの案内で金作原の森林の動植物を観察。13日は奄美大島世界遺産センター(奄美市)を見学し、マングローブ林をカヌーで巡った。

 奄美市世界自然遺産課の出口聡一郎主事は「屋久島と奄美大島の違いを体感し、奄美大島のどこがいいのか知る機会になったらいい」と期待した。

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