博多ポートタワーが開設60年 「塔博士」設計6兄弟の末っ子

 福岡市の博多ポートタワーが17日、開設60年を迎えた。無線局として博多港の船舶の出入りを伝えて安全運航に貢献するとともに街のシンボルとしても親しまれてきた。20日までは還暦記念の特別ライトアップを実施している。

 市によると、高さは100メートル。東京タワーや大阪・通天閣を手がけ「塔博士」と呼ばれた建築家の故内藤多仲氏が設計し1964年10月17日、民間娯楽施設の一つとしてオープンした。

 内藤氏は、名古屋テレビ塔やさっぽろテレビ塔、別府タワー(大分県別府市)も設計し、最後に完成した博多ポートタワーは「タワー6兄弟の末っ子」と呼ばれている。

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