石川・輪島の仮設商店街にぎわう 本格営業でセレモニー
能登半島地震で被害を受けた石川県輪島市門前町の総持寺通り商店街で9日、仮設商店街の本格営業を記念したオープニングセレモニーが開かれた。建物が全壊するなどした衣料品店や飲食店など11店が入る。この日は露店が立ち並ぶマルシェも開かれ、住民らでにぎわった。
仮設商店街は10月にプレオープンし、各店舗が順次営業していた。総持寺通り協同組合の能村武文代表理事(67)は、セレモニーで「仮設住宅に入っている方の憩いの場になるよう努力したい。気軽に寄ってください」とあいさつした。
地震で店舗が全壊した和菓子店「中西香月堂」の店主池田治雄さん(67)は「みんなが来てくれてうれしい」と感慨深げだった。