群馬で初の「福男選び」 分社の桐生西宮神社
兵庫県西宮市の西宮神社で毎年1月に開催される伝統神事「福男選び」が、群馬県桐生市の分社・桐生西宮神社で20日、初めて実施された。午前6時、「ごりやく」の号令とともに、参加者が参道から本殿までの約230mを一斉に走り抜けた。日の出前の境内は熱気に包まれ、「頑張れ」と大きな声援が上がった。
男性、女性の部に分かれ、くじで選ばれた計約100人が参加。先着3人を一、二、三番福と認定した。男性の一番福となった桐生市の会社員青木大貴さん(32)は「周りに福を分け与えられたら」と喜び、女性一番福となった同県太田市の高校生木戸瑚白さん(16)は「良い流れで先頭を走れて気持ち良かった」と話した。