旅館の若旦那歌謡ユニット 「茨城泊まって」PR

 昭和歌謡ユニット「いばらき若旦那」(茨城県提供)
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 茨城県の観光を盛り上げ、日帰りが目立つ旅行者に宿泊してもらおうと、県内の旅館の後継者ら6人が昭和歌謡ユニット「いばらき若旦那」を結成した。目標は、温浴施設を巡り人気を集めた歌謡グループの純烈だ。イベントなどでライブを披露し「泊まりたくなる」茨城の魅力を発信する。

 11月中旬、6人は同県大洗町の大洗あんこう祭でステージに立ち、振り付けと数曲の持ち歌を披露した。ユニット名が書かれたTシャツを着たファンが「若旦那!」と声をかけ、盛り上がった。

 JRグループと県などが連携する観光企画「茨城アフターデスティネーションキャンペーン」の応援隊として誕生。メンバーは、県ホテル旅館生活衛生同業組合青年部の13人から選ばれた6人で、8月の初ステージを経て10月にデビューを迎えた。

 メンバーの石川博一さん(41)は、水戸市内にあるホテルの支配人だ。実家の旅館が東日本大震災で被災し、新型コロナウイルス禍でも客足が遠のいたとし「お客さんの存在は当たり前ではない」と痛感した経験から活動を決めた。

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