くじらの博物館で大掃除、和歌山 模型もピカピカで新年を

 和歌山県太地町の町立くじらの博物館で19日、年末の大掃除が行われた。天井につるされたセミクジラの実物大模型に命綱をつけた職員が乗り、はたきやモップで1年間のほこりを払った。

 模型はオホーツク海で捕獲されたセミクジラを型に取ったグラスファイバー製で、1969年の開館時から展示されている。

 博物館の敷地内にあり、白いバンドウイルカなどを飼育する海洋水族館の水槽にはダイバーが潜ってアクリルガラスを磨いた。

 中江環副館長(44)は「当博物館は生きた鯨類の水族館と歴史的資料を展示する博物館を併設したユニークな施設。ぜひご来館を」と話した。年末年始も休まず営業する。

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