世界中で気軽に卓球を ドイツ発祥のアプリに注目

 【ベルリン共同】卓球が生涯スポーツとして定着しているドイツで、対戦相手を探すアプリ「Pongmasters」が注目を集めている。開発したベルリン在住のヨハネス・ベーガーさんは、日本市場も視野に入れ「世界中で気軽に対戦相手を見つけられるようにすることが大きな目標」と語る。

 ドイツでは公園にコンクリート製の頑丈な卓球台が設置してあり、親子や友人同士がラケットを手に訪れて球を打ち合うのが日常的な光景だ。卓球台の数はベルリンだけでも推計2千台強といい、気軽な趣味として老若男女に親しまれている。

 ベーガーさんがアプリを思いついたのは大学生だった2021年。新型コロナウイルス禍でキャンパスでの授業がなくなり、時間的な余裕ができたことで卓球好きの友人とともに開発に着手した。

 アプリは日本でも既にダウンロード可能。ベーガーさんは「卓球にはいろんな背景、職業、世代の人たちを結びつける社会的要素があり、体を動かすことは健康にもいい」とアピールしている。

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