京都・表千家で「初釜式」始まる 濃茶でもてなし新年祝う

 茶道三千家の一つ、表千家が本拠とする「不審菴」(京都市上京区)の茶室で10日、新年を祝う茶会「初釜式」が始まった。厳かな雰囲気の中、1席目では十五代千宗左家元が西脇隆俊京都府知事ら約20人を濃茶でもてなした。14日までに政財界などの招待客ら計約千人が出席する予定。

 茶席ではみ年にちなんだ道具などが使用された。昨年までは新型コロナウイルス感染対策として1人ずつ別々の器で振る舞う「各服点」としていたが、今年から複数人で回して飲む通常の形に戻した。

 初釜式は新しい年を迎えて最初に開く茶会。17~20日には東京稽古場でも行われる。

 裏千家と武者小路千家と合わせて、茶道三千家と呼ばれる。

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