朝来市「ダムハヤシ」はトマトベースのさっぱり味 「ダムカレー」に対抗
兵庫県朝来市にある兵庫の秘湯・黒川温泉に新名物「ダムハヤシ」(税込み950円)が誕生した。
同市生野地区では古くから日本有数の鉱山があり、その鉱山社宅の婦人たちが集まってハイカラな食事として「ハヤシライス」を振る舞っていた。これまで同地区のご当地グルメとして「生野ハヤシライス」として提供していきた。これをベースに、黒川温泉では隣にある黒川ダムを模写して「ダムハヤシ」を発売した。
トマトベースのさっぱりしたオリジナルハヤシソースに黒川産コシヒカリをダムに見たて、ご飯の上に岩石や土砂を積み上げて建設されたロックフィルダムのようにマメやコーンをトッピング。わかさぎのフリッター、新鮮な季節の野菜、唐揚げなどはダム周辺をイメージした。また、黒川産のじゃがいものハッシュポテトを黒川温泉に見たてている。温泉卵付きでソースにまぜるとまろやかさが増す。
今年7月から開発に取り組んだきっかけは、全国のダム周辺の飲食店で販売される「ダムカレー」にヒントを得た。日本各地に130種類以上あると言われている「ダムカレー」に対抗して「ダムハヤシ」を完成させた。
朝来市には黒川温泉をはじめ日本遺産の生野銀山や神子畑選鉱場跡そして日本一〇〇名城国指定史跡の竹田城跡があるなど観光スポットがある。現在、「ダムハヤシ キャラバン隊」を結成してPR活動に余念がない。