「練炭と七輪」は“言い訳の道具”の可能性も 新潟小2女児殺害

 新潟小2女児殺害事件で花などが手向けられた線路沿いの現場(撮影・小川泰平)
 花が手向けられた線路沿いの現場(撮影・小川泰平)
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 新潟市西区の小学2年大桃珠生さん(7)が殺害されて線路上に遺棄された事件で、死体遺棄と死体損壊の疑いで逮捕された会社員小林遼容疑者(23)について、元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリスト・小川泰平氏は19日、デイリースポーツの取材に対して、「同容疑者が自殺を考えていた」などとする見方を否定した。

 小川氏は「警察は容疑者に(最初の内は)何でもしゃべらせるようにする」という取り調べ方法を明かし、小林容疑者がそれに乗じて証言していることを指摘。「ご遺体を列車にひかせて事故に見せかけようとしたり、事故に遭ったと証言したり、(遺棄後)車内を掃除するなど数々の小細工をしている。車に練炭と七輪があったから自殺を考えていたと考えるのはまだ早い。『死んでおわびをしようと思った』という言い訳のためかもしれない。練炭と七輪だけで本当に自殺を考えていたのか、他に目張りのためのガムテープや睡眠導入剤等もあったのか、慎重に調べる必要がある」と解説した。

 連れ去られたのは踏切から自宅までの300メートルの間で、ほぼ真ん中当たりに集合住宅があり、その付近で連れ去られた可能性が一番高いと、小川氏は当初から指摘していた。

 同氏は「そこで偶然、交通事故に遭ったとするのは疑問がある」とし、また、司法解剖の結果を見ても、そのような事故の痕跡はなく、容疑者の証言に矛盾が生じていることも指摘した。

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