家政婦と妻は親密だった!“紀州のドン・ファン”不審死で小川泰平氏が独自取材
和歌山県田辺市の資産家で酒類販売会社社長の野崎幸助さん(77)が5月24日に自宅で急死し、遺体から覚醒剤成分が検出されたことから、事件性も視野に入れている和歌山県警は3日夜までに都内の関係者宅2箇所を家宅捜査した。現場を取材した元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は4日、デイリースポーツに対し、野崎さん宅の家政婦から独自に聞いた証言を明かした。
和歌山県警は10人を超える捜査員を東京に派遣。2日に新宿区内にある野崎さんの妻(22)の別宅を家宅捜査した後、3日午前11時頃から午後8時過ぎまで港区内にある家政婦の自宅も家宅捜査した。2人は野崎さんが田辺市内の自宅で死亡した際に、現場にいたことから捜査の対象となったとみられる。
既に“証言者”としてメディアに登場している家政婦は“紀州のドン・ファン”と称された野崎さんと20年以上の付き合いがあり、1年ほど前から月に10日ほど、自宅のある東京から田辺市内の野崎さん宅に住み込みで通い、料理や雑用など身の回りの世話をしていたという。
小川氏は2日に田辺市内の自宅で家政婦を直撃取材し、さまざまな証言を独自に聞いた。
同氏によると、家政婦は妻が運転免許取得のために通う教習所への送り迎えやスーパー銭湯に同行していたという。家政婦は「奥さんは月100万円の小遣いをもらっていた。私は日当1万円だったが、社長(野崎さん)に直談判して1万5千円に上げてもらった。(夫婦が)ラブラブする時間が必要だと思い、(午後)4時頃からは家を空けるようにしていた」などと語り、野崎さんがマスコミで「絶倫」と称されていたことについて「そんなことはない」と否定したという。
その家政婦と妻の親密さについて、小川氏は家政婦が住む東京・六本木のマンション住人から3日に新事実を聞いたという。階下に住む男性は「5月に、エレベーター内で167~8センチほどの長身で、髪の長い、22~23歳くらいのモデルと思うような美人と会った」と明かし、2世帯しかない家政婦の住む階で降りたと証言した。
小川氏は「家政婦の家宅捜査は捜査員の数や捜査時間の長さをみても異例である。数々の資料が押収されており、県警は慎重に精査していくでしょう」と指摘している。