茨城の死体遺棄事件に絡む夫婦の日常「金銭トラブル」「浪費癖」小川泰平氏が現地取材
茨城県かすみがうら市で虚偽の離婚届を出した疑いで逮捕された氏家美穂容疑者(44)の自宅アパートの部屋から、コンクリートのようなもので固められた夫で会社員の氏家昇さん(33)の遺体が見つかった事件を受け、元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は24日、取材を通して明らかになってきた「夫婦の日常」をデイリースポーツに証言した。
23日に死体遺棄現場となったアパートや周辺を取材をした小川氏によると、昇さんは東京都内で会社員として働いており、土曜日にかすみがうら市内の自宅に戻り、日曜日には東京に出て行く生活だったという。それでも昨年までは、夫婦そろって現在小学6年生の女児と双子の男児の計5人で食事に行くなど「仲が良かった」というが、今年から夫婦で一緒にいる姿を見なくなったという。
小川氏は「容疑者は自転車の前後に双子の男児を乗せて幼稚園の送り迎えをするなど子育てもしっかりしていたというが、ゲームセンターや子どもの服を買う際に浪費癖があり、夫婦間で金銭面でのトラブルがあったという話を聞きました」と指摘。同容疑者は今年3月に夫の行方不明届、その3週後に離婚届を出していた。県警では容疑者と夫の死亡経緯についての関連性について慎重に調べていく。