読書感想文が上手になる歌!?簡単に頭の整理ができる仕組みとは

 日本列島が連日の猛暑に見舞われる中、子どもたちの大半は夏休みに突入した。今も昔も「夏休みの宿題」に頭を悩ませる親子は多く、中でも子どもが嫌いな宿題の代表格が作文&読書感想文。そんな悩める子どもたちを“おたすけ”してくれる歌があるという。

 歌のタイトルは「作文おたすけ6つのしつもん」。作文を書くにあたって役立つ「だれ」「いつ」「どこ」などの質問が歌詞に織り込まれており、身ぶり手ぶりをまじえて歌うことで自然と作文を書くために頭の整理ができるという。YouTube(https://youtu.be/8_2tnjMyw0k)で公開されているが、どこか懐かしい“わらべうた”といった感じだ。

 作詞作曲したのはグラフィックデザイナーの本下瑞穂さん。過去には「読書感想文が、よく書ける原稿用紙。」も考案している。この原稿用紙、最初に付属の漫画やイラストを用いたメモで文章構成を練り、何をどのように書くかを視覚的にイメージさせることで作文を書きやすくさせるというもの。2016、17年の夏には通販サイトAmazon「原稿用紙」カテゴリーベストセラー1位を獲得した実績もある。

 そんな原稿用紙のノウハウを歌にしたのが「作文おたすけ6つのしつもん」だ。「『6つのしつもん』は5W1Hのこと」と説明する本下さん。文章を作成する基本中の基本を歌にすることで、子どもたちが自然と身に付けられるように、という狙い。「曲にのせて身ぶり手ぶりをまじえて歌えば楽しく覚えられる。歌いながら楽しく読書感想文に取り組んでもらえれば」と願っている。

 6月、夏休みに先駆けて兵庫・宝塚で小学4年生180人を対象に開催した「読書感想文教室」で、この歌を披露。児童たちに大好評で「みんなで歌ってとても楽しかったです」「読書感想文がすらすら書けそう」といった声が寄せられた。

 算数や漢字のドリルなどと違って、親にとっても教え方が難しい読書感想文。一緒に歌って早めに“難敵”を乗り越えて、夏休みを思う存分楽しむのはいかがだろうか。(デイリースポーツ・弓場伸浩)

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