発売初日早朝に「悪魔ご飯」を実食!この味は…
めんつゆ味のごはんに天かすや青ネギや青のりを混ぜ込んだローソンストア100の「悪魔のおにぎり」が文字通り“悪魔的なおいしさ”で爆発的なヒットを記録する中、「悪魔のおにぎりの悪魔ご飯」が21日に販売をスタートした。おにぎり程度の量では飽き足りない“悪魔崇拝者”のため、悪魔のおにぎり用のごはんをたっぷり400グラム用意。めんつゆと天かすが別添されており、「追い悪魔」「悪魔増し」も楽しむことができるという。お前は何を言い出したんだ? 悪魔崇拝者の端くれとして、眠い目をこすりながら早朝のローソンストア100に駆け込んだ。
第一印象は「茶色い」。普通のコンビニ弁当サイズの容器に、めんつゆで染まったごはんが無造作にぎっしり詰まっている。当然というべきか、おかずはおろか、漬物の類さえ一切ない潔さである。レンジで温め、まずは一口。あまじょっぱい風味が、口いっぱいに広がる。おかずなんてなくても、どんどん箸(スプーン)が進むぞ。なるほど、これは悪魔だ…。
■悪魔増しで味を変える
しかし半分ほど食べ進んだところで、少しべっちょりした食感に飽きてしまった。そんなときは、そう、公式が推奨する「悪魔増し」である。別添のイカ天かすを投入すると、サクサクとしたスナック菓子のような歯応えと、ほのかなイカの風味がちょうどいいアクセントになり、再び箸(スプーン)が進み始めた。この悪魔め!
ローソン100の広報担当者によると「先に発売した悪魔のおにぎりが想像以上のヒットとなりました。ネーミングは食べ出したら悪魔的に止まらない、という理由からです。“止まらない体験”をしてもらうにはおにぎり1個より、ご飯の方がいいのではないか、ということで発売に至りました」という。
■商品開発者は社内表彰の有力候補
悪魔のおにぎりは発売4週間で20万個を売り上げた。通常のおにぎりは1週間で1~2万個というから破格のヒット。この“悪魔シリーズ”を開発したのは同社の商品本部の柴田麻美さんで、これまでもユニークな商品を開発している。ちなみに悪魔のご飯と同日発売のまるごと餃子がのったおにぎり「チリ餃子と炒飯おにぎり」も柴田さんの開発だ。
同社内でヒット商品を開発した社員に贈られる表彰制度の対象者として「もちろん有力候補に挙がっています」(同社広報担当者)。
ちなみに、半分食べた後、悪魔増しとしてイカ天かすを加えた食べ方は「はい、その食べ方で合ってます。量が多いので、どうしても味が単調になります。ぜひ悪魔増しをしていただいて“味変”していただたいですね。辛いのが好きな人はキムチや唐辛子をちょい足しするのもありだと思います」と、悪魔ルール的には鉄板だった。
最終的に、ものの5分ほどで1食700キロカロリー(!)をペロリと平らげてしまった。めんつゆを加える「追い悪魔」も試してみたが、これは好みもあるだろうが個人的にはトゥーマッチ。よほどめんつゆが好きな人向けという印象だ。もちろん、ガッツリ食べたいときにはいいかもしれない。今日くらいはカロリーなんて気にしない、なんて人にはオススメだ。さあ君も悪魔崇拝者にならないか。税込378円。全国のローソンストア100で発売中。(神戸新聞・黒川裕生)