12・2は大阪城にサンタ集結!10回目の「サンタラン」 今年は道頓堀にも
サンタクロースの衣装を身にまとって大阪城公園を楽しみながら走るチャリティーイベント「OSAKAグレートサンタラン2018」が12月2日に開催される。10回目を迎える今年は“サンタ船”が初お目見えし、大阪城から道頓堀へパレード。「サンタバル」へのハシゴもできる。走って、食べて、飲んで、子どもたちに喜んでもらう。心温まるイベントだ。
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今年もまた大阪城が真っ赤に染まりそうだ。このチャリティーイベントは、参加費の一部が病気で入院中の子どもたちへのクリスマスプレゼントになる。参加費は衣装込みで大人3240円、学生2160円、子ども(3歳以上~中学生以下)1080円。ボランティア団体「OSAKAあかるクラブ」が主催し、スコットランド・エディンバラのサンタランを手本に「大阪をもっと優しい心の宿る街に」との願いを込めている。
昨年は5254人が参加。10回目を迎えた今年は、毎年参加している人でも心がときめくようなさまざまな企画を用意し、6000人を目標に掲げる。
そのひとつが、初めて大阪城を飛び出し道頓堀川へ繰り出す“サンタ船”だ。350人限定で8艘(そう)に分乗し、水都をパレードする。参加費は4900円だが、すでに完売しているという。
さらに、天王寺動物園入場券付きチケット、梅田スカイビル空中庭園展望台入場券付きチケットも販売。「せっかくなので、サンタの衣装を着て、そのまま街に繰り出してもらおうという試みです」
また、大阪のキタからミナミまでアメホリバルやほんまもんバルなどを中心として総勢300店舗が参加する「サンタバル」(12月2日~6日)と連携。募金箱が設置され、サンタランに込めた願いを広げていく。
イベント終了後のボランティア団体の献身的な行動にもホロリとさせられる。毎年、単に集められたお金を振り分けるのではなく、スタッフが実際に大阪府下、関西圏にある小児医療機関で闘病している子どもたちを個別訪問し、リクエストの品々を確認。ヨドバシカメラやジュンク堂などでおもちゃや絵本などを数百点購入し、クリスマスプレゼントとして手渡すというのだ。何という温かさ。
オープニングセレモニーには今年もタレントの西田ひかるさんが登壇してPRに一役買う。チケットの売れ行きは例年以上に順調のようだが、わずかながら当日券が残っているとか。大人3500円、学生2500円、子ども1500円。
あなたもサンタになれば、病気の子どもたちを笑顔にできるかもしれない。今年は大阪城どころか大阪中が真っ赤に染まってほしい。(デイリースポーツ特約記者・山本智行)