付録も攻め“ちゃお”!少女漫画雑誌「ちゃお」とデヴィ夫人のコラボが話題
3日発売された少女向けコミック誌「ちゃお」1月号の付録に、デヴィ夫人がフィーチャーされていることがネット上で話題になっている。夫人の名言がまとめられた手帳と、夫人の顔があしらわれたシールが付いており、大人を巻き込んで「めっちゃほしい!」という声がある一方「どうして」「謎すぎるんだけど」とデヴィ夫人と少女漫画雑誌のコラボにギャップを感じる人もいるようだ。
今回注目を集めている付録は、2019年のスケジュールが書き込める「キラかわ☆オーロラ手帳」。まさにきらきら光る加工がされた表紙をめくると、カレンダー・スケジュールの後に、ワンランク上の女の子になるための「プリンセスガール レッスン5」のコーナーが。デヴィ夫人はその2番目のレッスンを担当。「気品あふれるふるまいをまとう!」ための「レディーのこころえ」を3ページにわたって解説してくれている。
素敵な女の子になるためには、5つのポイントがあるといい、「品は中からにじみでてくるもの。いつも所作は美しくするのよ」「人生の目標、目的を持ってないとチャンスをつかめないわ」などと強気のアドバイス。「私はリラックスしたことがないわ」「人前で美しくいるためには、緊張感を持つことが肝心よ。精神力が美しさをつくるわ。」ともしており、世界の社交界を渡り歩いてきた夫人ならではの気構えをわかりやすく説明している。
年ごろの女の子の悩みに答える「おなやみ相談室」も展開。「好きな人が3人いて困っています。どうしたらいい?(小4・そら♪)」という悩みに、「なやんでいる今、選ぶ必要なんてないわよ。3人となかよく続けて困ることなんてなにもない。自由にしなさい!いつかおのずと答えは出るわ。」と、恋愛観については自由ほんぽうで、ふところ深い考え方を披露していた。
また、スケジュールをいろどるシールの一部には夫人の顔が。「パーティー」「スペシャル」など、特別な用事があるときに使うシールに笑顔があしらわれており、これからの予定を高揚感あふれる楽しいものにしてくれる。
日本雑誌協会が年4回発表している印刷証明付き発行部数によると、18年7~9月期の「ちゃお」1号あたりの平均部数は約39万部。「少女向けコミック誌」の区分で、2位の「りぼん」に約2・7倍の差をつけ、堂々の1位となっている。これまでも特色ある付録で注目を集めており、小学館広報室によると「これまでで反響がとても大きかったのは、17年4月号の『プリちぃおそうじロボ』、16年1月号の『ATM型貯金箱』です。今年も4月号に、照明をあててトレース台としても活用できる「ペンケース付きライトボックス」を付けて、人気になりました」という。今回のデヴィ夫人の『投入』も、話題を呼ぶのに一役買っている。
ちなみに筆者が「ちゃお」を買い求めようとしたところ、何店かの書店で売り切れになっており、ようやくゲットできた。気になる方はぜひお早めに。(神戸新聞・川上隆宏)