捜査一課を名乗るツイッターアカウント 本物?なりすまし?警視庁に聞いてみた

警視庁刑事部捜査第一課のツイッター公式アカウント。正真正銘ホンモノだそうです
警視庁刑事部捜査第一課のツイッター公式アカウント。正真正銘ホンモノだそうです
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 今月23日午前9時29分に開設されたツイッターのアカウント「警視庁刑事部捜査第一課(@MPD_sousa1)」に対して「本物ならすごい!」「捜査1課がSNS使う時代か…」といった声が寄せられて話題になっている。一方で、公式認証のマークが付いていないことを理由に“なりすまし”ではないかという疑いを書き込む人もいた。果たして、真相は?

 さっそく警視庁の広報担当に問い合わせたところ、結論は「本物です」ということだった。担当者は「アカウント開設後に(ツイートを開始してから)公式認証されることになるため、その手続き中です。タイムラグが生じたということになります」と説明した。

 つまり、公式認証はアカウント開設後でしかできないということ。そこに生じる“タイムラグ”の間は公式認証のマークが付いていないため、真偽を問う人たちがいたということだった。間違いなく本物である。

 では、内容を確認してみよう。【はじめまして】という最初の投稿で、捜査一課は「当課が取り扱う重要凶悪事件や未解決事件などについて発信していきます」とし、情報提供を呼びかけている。

 2回目の投稿は同日午前10時11分で、2012年に東京・六本木のクラブで男性客が金属バット等で殴打されて殺害された事件で国際手配されている主犯格の見立真一容疑者(39)の情報を投稿。3回目の投稿は25日午後4時41分、02年に起きた東京・足立区での強盗殺人事件の容疑者が今月21日に逮捕されたことについて「ご協力ありがとうございました」と記している。

 25日の午後8時半現在でフォロワーは3480人を超えた。

 元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は「センシティブな内容であれば、ダイレクトメールも広く募るとのことでした」と補足した。SNSを活用した捜査によって、平成の迷宮入り事件を解決する新たな糸口が広がるか、注目される。(デイリースポーツ・北村泰介)

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