舛添要一氏が非合意の米朝首脳会談に「失敗」と問題指摘
元東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(70)が28日、米朝首脳会談後のトランプ米大統領の記者会見を受けてツイッターを更新。両国が焦点となった非核化などで合意に達しなかったことについて「事務的な事前折衝は十分だったのか」と指摘し、「これは失敗である」と評した。
舛添氏は「金正恩委員長から制裁の全面解除を要求されたが、それをアメリカ側が拒否したので、合意に達しなかったという。ただ北朝鮮との良好な関係は維持するという。こんな結果になるとは、事務的な事前折衝は十分だったのか。外交の常識では考えられない」と指摘した。
さらに、同氏は「トランプ大統領は、寧辺の核施設廃棄だけでは十分ではないと考えたので、合意しなかったと言う」と経緯を説明しながら、「要するに、双方の最終的目標をぶつけ合っただけで、段階的にそこに至る方法を見つけることができなかったのである。これは失敗である」と見解を述べた。