頑張る人を「食」で応援 グランフロント大阪で開催の「夜食フェス」とは?

 大阪の中心部、梅田に広がる複合施設として4月に6周年を迎えるグランフロント大阪で初の試みが開催される。3月1日から31日までの「夜食フェス」だ。開始時間は20時以降。北館、南館、うめきた広場に入る89店舗中の厳選20店舗が参加し、遅くまで働く社会人、勉強に励む人を「食」で応援する。

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 20店舗の顔ぶれは、おしゃれなフレンチやイタリアンはもちろん、スペイン、シンガポール料理など国際色豊か。ヘルシーからガッツリ系まで、各店舗が練りに練った厳選メニューを提供する。

 中でも店側の“男気”を感じさせたのが南館の焼肉店「白雲台」だ。ありがたいことに「肉三昧コース」(4500円)は夜食とは思えないほどボリューミー。

 「肉好きの方のための限定コースです。年末年始の忘年会、新年会で好評だったものを今回も提供させてもらっています」と店長。ハラミ、ヒバラ、ロース、カイノミなど肉の種類も豊富で、この店の人気メニューの炙りユッケを寿しにするなど手が込んでいる。

 イベントへの参加理由は「ふだんの時間帯だと入れない方も多い。夜の8時からだと、ゆっくり食べていただけると思ったからです」とのこと。「質のいい肉を取りそろえていますので仕事で遅くなった人もガッツリ食べて、元気を出してもらえれば」と“頑張る人”にエールを送った。

 お酒好きには大坂おでん焼きとん「久」がおすすめだ。こちらの「国産もち豚のローストポーク丼」(1080円)は肩ロースを低温調理でレア気味に仕上げたもの。玉ねぎをすりおろした甘辛いソース、半熟卵、サワークリームが乗せられており、様々な味を楽しむことができる。

 この店は「蒸し燗」でも有名。蒸籠(せいろ)で日本酒の熱燗を仕上げており、アルコールの香りが抜けにくくなるのと、辛口よりの味になりやすいのが特徴だとか。日本酒好きにお勧めだ。

 北館のスペイン料理店「La Cazuela-roja-」の「イベリコ豚の肩カルビ丼」(950円)も食欲をそそる。店側によると2~3キロの部位を300度の高温オーブンで焼き、その余熱で中身をおいしく仕上げたもので、ふだんはランチメニューとしても大人気だそう。

 夜はバルとしても利用されており、隣のギョウザ料理「テムジン」からの持ち込みも可能だ。さらにあまり知られていないことながら、このエリアは「朝4時まで営業」していることも付け加えておく。(デイリースポーツ特約記者・山本智行)

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