伊原六花「脱バブリーダンス」宣言 令和に向けて10代最後の決意表明
平成の終わりを目前に「19歳という年は人生が180度変わった1年でした」と激動を実感しているのは、大阪府立登美丘高等学校ダンス部元キャプテン・伊原六花(19)。バブリーダンスで一世を風靡したのち、昨年から本格的女優デビューを果たした。幼少の頃からの夢はミュージカル女優。日本でもスマッシュヒットを記録した映画「グレイテスト・ショーマン」(2018年)で歌って踊ったハリウッド俳優のヒュー・ジャックマン(50)のようなエンターテイナーを目指している。
TBS系連続ドラマ「チア☆ダン」レギュラー初出演、ラジオDJ初挑戦、歌手デビューと多岐に渡る怒涛の活躍ぶり。4月からは連続テレビドラマ主演&映画初主演となる「明治東亰恋伽」、NHK連続テレビ小説「なつぞら」で朝ドラ初出演。ダンス部キャプテンから芸能界へ-初尽くしの19歳がいう「180度変わった」という表現は大げさではなさそうだ。そして今年6月に20歳を迎える。
「楽しく刺激をもらえた一方で、できない悔しさと反省で落ち込むこともたくさんあった。20歳になって今以上に求められることも増える中で、応えられないしんどさも経験するかもしれないけれど、人との繋がりを大切に、ダンスという初心を忘れず、いつか『伊原六花が出ているから観る』と言われるような女優になりたい」と決意表明。
ゲームが原作でアニメ化及び舞台化もされている「明治東亰恋伽」で初の実写ドラマ&映画主演を務めるが「原作ファンの皆さんのイメージを崩すことなく、実写でしかできない世界をいかに表現できるか。私も原作ゲームにハマっていて、お母さんもアニメ版にドはまり中。沢山の方々に愛される作品になってほしい」と期待を込める。
上京前に見学した朝ドラの現場にも、今度は女優として立つ。「まさか私が…と。周りの方々の支えと導きのお陰。お芝居を勉強しながらいい結果を残したい」と気合十分で「家族全員が“朝ドラっ子”。私の出演を母に伝えたら『おばあちゃんも喜ぶね』と言われて、たくさんの人たちのために頑張らなければと思いました」と背筋を伸ばす。
幼少期からミュージカルを経験してきたこともあり、「ミュージカル映画もミュージカル舞台も大好き。一観客としてもミュージカルに感化されてきたので、ミュージカル舞台に出たいという思いが強い」と女優1年目にして早くも目標は定まっている。夢は大きく、エンターテイナーを目指す。
口先だけの願望ではなく、夢実現のために動き出してもいる。「時間に余裕がある今だからこそ、ダンスや歌を習って、今できる準備をしています。いつか認められたときに、そこから練習ではなく『私できます!』と言えるように。頑張ったことは将来に必ず繋がるはずだから」。ビジョンも明確で「23歳くらいにミュージカル舞台に出演できていたら嬉しい。ガッツはあります!」と有言実行で新たな時代へジャンプする。(まいどなニュース特約・石井隼人)
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