百田尚樹氏、高齢ドライバーの暴走受け、将来的な免許返納を検討

 作家の百田尚樹氏(63)が25日、ツイッターを更新。19日に東京・池袋で87歳の男性が運転する乗用車が暴走して通行人をはね、31歳の女性と3歳の娘が死亡し、8人が負傷した事件を受け、高齢ドライバーの問題について持論を展開した。

 百田氏は「30年前、スピード違反と駐車違反の累積で60日の免停をくらい、2日間講習を受けた。講習の場にいたのは主に2グループ。暴走族みたいな兄ちゃんと老人だった。講習で判断力とか観察力とかを見る試験を受けさせられたが、びっくりしたのは、老人たちのひどい成績だ!その時は笑ったが、いまは笑えない」と、今回の件とリンクさせてツイートした。

 さらに、「百田さんも年齢的にジジイなので、もちろん免許を持っていないか、自主返納してますよね!」というファンの質問に対し、百田氏は「私はどこへ行くにも車で、自分で運転しています。63歳の現在、まだ運転能力は落ちていませんが、もしかしたら若い時と比べて、反応速度や判断力や注意力は落ちているのかもしれません。同乗者の嫁さんや息子に指摘されたら、免許の返上を真剣に考えます」と、将来的に家族の意見を尊重する考えを示した。

 運転していた男性は旧通産省の元官僚で工業技術院の元院長。ネットでは男性が逮捕されなかったことで批判が相次ぎ、“上級国民”という言葉がトレンドになった。妻子を失った被害者の男性が会見した24日、百田氏は「ほっといてももうすぐ死ぬジジイが、若い母親と幼子の命を奪い、家族を悲しみの淵に叩き込んだ!ジジイにもムカつくが、こんなジジイから免許を取り上げなかった嫁や息子にも怒りがおさまらん」と投稿していた。

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