10連休、子どもの急病に備えたい3つのこと
いよいよ27日から始まる10連休。一般の開業医はほとんどが休みになりますが、念のために備えて用意・確認しておきたいものを、神戸こども初期急病センター(神戸市中央区)などに聞いてまとめました。
■母子手帳、健康保険証、乳幼児医療証、お薬手帳はひとまとめに
急な発熱やおう吐下痢、けがなどで受診する際に必要なものは、ひとまとめにして家族全員が分かりやすい場所に置き、お出かけの際も持っていくことが望ましいでしょう。
健康保険証などがなくても受診はしてもらえますが、後でコピーを送るなど手間が増えますし、母子手帳には子どもの過去の病歴なども書かれているので、カルテがない新しい病院でも非常に参考になります。お薬手帳も同様です。
乳児ならミルクやおむつ、着替えのセットも一つ緊急用に作っておくと安心です。
■救急当番医一覧と場所を確認
各自治体によって異なりますが、神戸市の場合は0~15歳の小児で内科なら、「神戸こども初期急病センター」で受診できます。ただ、けがややけどになると外科になるので、あらかじめ新聞やインターネットで「休日・夜間の救急医療体制」を調べておくと安心です。また、だいたいの場所も把握しておくとより慌てずに済むと思います。
市民病院など大きな病院の救急外来は開いてはいますが、患者さんが殺到することも考えられますので、事前に連絡してから受診されることをおすすめします。
■困ったときの「#8000」
これは受診が必要なのか、しばらく見ておいて大丈夫なのか…。いつもと違う子どもの様子に慌ててしまうパパママ、またおじいちゃんおばあちゃんも多いと思います。そんなときに頼りになるのが「#8000」の子ども医療電話相談です。携帯電話や公衆電話からでも利用でき、看護師がアドバイスをしてくれます。
ただ、「意識がもうろうとしている」「手足がけいれんしている」「出血が激しい」「呼吸がおかしい」など明らかに異常を認めるときはすぐに救急車を呼んでください。0~6歳児なら、厚生労働省研究班と日本小児科学会が監修するサイト「こどもの救急」(http://www.kodomo-qq.jp/)なども参考になりますよ。
(まいどなニュース・広畑千春)