ニトリの神対応が「お、ねだん以上。」と話題 引っ越しで壊れたマットレスを新品に交換
「お、ねだん以上。」
吉本ユータヌキ@デザフェスB-345さん(@horahareta13)が投稿したツイートのリツートには、そのワードであふれています。
投稿した吉本ユータヌキ@デザフェスさん(32)は大阪に生まれて現在滋賀在住の男性、イラストレーター兼漫画家です。先月、引っ越しの際、4年前にニトリで買ったベッドのマットレスを新居に設置しようとしたところ、謎のふくらみに気がつきました。
さすがにこれでは寝れないと思い、購入先のニトリに電話で相談しました。数日後に訪問してくれたそうです。そして、本部に取り合ってくれた結果…2週間後にニトリから新品のマットレスと交換しますという電話がかかってきました。吉本ユータヌキ@デザフェスさんはこの感動を14日に「ベッドのマットレスがぶっ壊れたんですけど、悪条件にも関わらずニトリさんが神対応してくれた話」と題し、漫画とともにツイッターに投稿したところ、大きな反響がありました。
「お値段以上ですね…神」「まさしくお値段以上、、、すごっ、、、」「うちのマットレスもニトリ製だからこれで安心やな。」と、件の「お、ねだん以上。」と、ニトリのテレビCMでおなじみのキャッチコピーが氾濫しています。
吉本ユータヌキ@デザフェスさんは原因不明のふくらみについて「最初は理由もわからないし、見た目面白くて笑ってたんですけど、これでは寝れない!と気づいてからは徐々にツライ気持ちに包まれていきました」と振り返りました。ニトリに相談したときもレシートも残っていなかったため、「引越しでマットを立てたり、運送方法が悪くて壊れたと思っていたので、過失はこちらにあるし、何も対応してもらえないと思っていました。マットレスに保証があるとも思っていなかったので…」とダメ元で電話したといいます。
それだけにニトリの神対応に「すごい嬉しかった+救われたという気持ちでした。まさしく神対応に『今後もニトリさんお世話になります!!!』と純粋に思いました。こういう一件もあったからか寝心地は最高に良いです(笑)」と大満足。これに気をよくして引っ越した後、ベッドから食器まで幅広く「(家財道具を)たくさん買い足しました。我が家の家具の大半はニトリさんです」とのこと。
実はニトリに取材を申し込んだところ、この投稿がSNSで話題になっていることをすでに把握していました。同社広報部の担当者に聞きました。
-神対応だと話題になっていますが。
「このように話題になっていることを見て、大変驚きました。漫画に描かれていた例に限らず、お客様から申し出があった場合、状況を確認させていただいた上で保証させていただいております」
-マットレスに30年の保証をつけていますが、その理由は?
「すべての製品が30年ではありません。マットレスやソファに関して弊社の品質業務改革室で耐久試験を繰り返した結果、2015年からスプリングの故障や不具合について30年保証にさせていただきました」
-ところでおなじみのフレーズ、「お、ねだん以上。」はどのように生まれたのでしょうか。
「社内公募です。値段が安いだけでなく、品質、サービスがいいという思いを込めています。2004年からCMで使っています。キャッチコピーを聞いてニトリを思い出していただければと…。今後も1人1人のお客さんを大切に対応していきたいと思います」
広報担当のセリフも「お、ねだん以上。」でした。
(まいどなニュース・佐藤利幸)