小沢一郎氏「日本の政治は総理大臣のもの」トランプ接待の報道忖度などに危機感
国民民主党に合流した小沢一郎衆院議員(77)が31日、公式ツイッターを更新し、令和となって初の国賓として5月末に来日した米国のドナルド・トランプ大統領に対する“接待”について言及。パフォーマンス先行で、安倍政権にとって頭の痛い問題については棚上げされているとして苦言を呈した。
小沢氏は「米国大統領の接待。ゴルフ、大相撲観戦、炉端焼き会食…。お土産に問題だらけのF35大量購入確約。それで基地問題に関する沖縄県民の民意は伝えたのだろうか?地位協定はどうなのか?総理に忖度して、記者質問もなかった」と指摘。大手メディアの政権への“忖度”も含めて批判した。
さらに、同氏は「この国の政治はいま国民のためではなく総理大臣のためのものになっている」と嘆いた。
米政府は自動車関税の引き上げ、日本の農産物市場への参入拡大を求めており、トランプ大統領は「日本の7月の選挙後まで多くを待つことになるだろう」と、日本に対する厳しい要求を選挙後まで“先送り”することを来日中のツイートで公言している。