阪急とコラボした人気絵本『くまのがっこう』電車、3路線で運行開始
累計発行部数222万部を超える人気絵本シリーズ『くまのがっこう』が、阪急電鉄とコラボ。その装飾列車『えほんトレインジャッキー号』の内覧会が5日、「西宮車庫」(兵庫県西宮市)でおこなわれ、報道陣や招待された親子にその全貌がお披露目された。
絵本と阪急電鉄のコラボレーションは今回初めての取り組みで、きっかけは『くまのがっこう』側からのアプローチだったという。同シリーズのライセンス管理などをおこなう「キャラ研」の黒木社長の地元が「西宮北口駅」近くで、「大好きな阪急電車とジャッキーたちをコラボさせたい」というラブコールによって実現した。
小さなクマの女の子・ジャッキーと11匹のおにいちゃんたちが繰り広げる、日々の何気ない幸せを描いた同シリーズ。素朴で温かみのある文章や繊細で色彩豊かなイラストが、子どもから大人まで幅広い層に支持されている。
ドア横のステッカーやヘッドマークは今回のために描き下ろされ、車内にはオリジナルストーリーを中吊りで展開。『ときのおくりもの』と題された本作は、森のなかで古い電車を見つけたジャッキーとおにいちゃんたちが、車内にあった不思議な時計のネジを回してみると…という冒険の物語になっている。
招待された親子は、「子どもと一緒に電車に乗るのは大変だけど、ジャッキーたちの可愛い絵がたくさん見られるので、会話に繋がる。退屈せずにおでかけできそう」と好評で、はやとくん(3歳)は、「これに乗って遠くにおでかけしたい」と、うれしそうに車内のアートに見入っていた。
装飾列車は7月7日から10月31日までの間、神戸線、宝塚線、京都線で各1編成ずつ運行される。また、7月24日からはコラボ列車企画の第2弾として、先着でオリジナルの景品がもらえるスタンプラリーの開催や、オリジナルグッズの販売がおこなわれる。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース・野村真帆)