カキが好きすぎて…超リアルなカキネイルが「美味しそう過ぎる」と話題

 夏のお酒のアテといえば…キュッと冷えた身におろしポン酢にネギを散らした「岩ガキ」「生ガキ」ですよね!キリリと冷えた日本酒と合わせたら、その濃厚な甘みと旨みが口いっぱいに広がって…。そんなカキをネイルにしちゃったというツイートが話題になっています。ヒダの黒いところから、ぷりっとした身に、ポン酢まで見事に再現したネイリストに話を聞きました。

 その人は、東京・秋葉原のネイルサロン「coco color’s(ココカラ)」のすずきあい(@colors_ai)さん。18日に「広島に旅するのが楽しみすぎて…」と投稿するや否や、あまりのクオリティの高さに「本物にしか見えない」「キモいけど、かわいい!」など4万件のリプライを集め、広島の観光WEBマガジンからもコメントが寄せられました。

 -そんなにカキ好きなんですか?

 「はい!メニューに生ガキがあれば必ず食べます!オイスターバーも好きです!今回は、せっかく広島を旅行するので、旅先で食べ物や何かを持って写真を撮るときにネイルがかわいいとより楽しいなぁ、と思って」

 -ぷっくりとした身の質感やポン酢のかかり具合まで、すごい再現力ですね

 「ありがとうございます!アクリルのパウダーで大まかな土台と色を作って、アクリル絵の具で足らない部分を足しています。特に力を入れたのは、貝柱の半透明感と身のぷっくり感、ひだの立ち上がり具合ですね。ポン酢は茶色とクリアのジェルネイルを混ぜて再現しています。ネイルの材料でどれだけ本物に近付けるかにこだわったんですが、どんどん固まっていく素材なので、時間との勝負でした」

 ネイル歴は9年で、30歳のとき「人生で一度くらい楽しいこと、好きなことを仕事にしたい」とOLから転身したというすずきさん。「爪は小さなキャンバス!なんでも描きます作ります!」といい、漫画やアニメのキャラなどを爪に描く「痛ネイル」のほか、ビールを始め食品や虫などの立体的なキャラ、似顔絵のネイルなども手掛けます。過去の衝撃作には、健康な歯と虫歯が爪に乗っかった「歯ネイル」やカメレオンが。「24時間自分の目に入るネイルなので、日常が楽しくなるデザインを」といい、セミナーも開いています。

 今回、話題になったことについては「自分自身でもとても気に入っているネイルなのでたくさんの方に見ていただいて驚いています」といい、「ネイルの楽しさや可能性を感じていただけたら嬉しいです!」と力を込めます。

 そうそう。広島といえば冬が旬のマガキが有名ですが、最近では県が新たなブランド「かき小町」を開発し、夏でも肉厚でおいしいカキが食べられるようになっているそうです。

 すずきさんに旅行の意気込みを尋ねると、「広島市内と尾道を観光する予定です。あいにく厳島神社の大鳥居も工事中なようですが、広島名物をたくさん食べていろいろなところへ行って、カキネイルと一緒にたくさん写真を撮りたいと思います!」とのことでした。

 間違いなく映えて、出オチ一発。ぜひ次の旅行に、いかがですか? あ、でも、間違って食べてしまわないように、くれぐれも酔い過ぎには気を付けて…

(まいどなニュース・広畑千春)

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