お菓子の空き箱工作で話題の作家が初の解説本…これであなたもあの立体作品が作れる!

 近頃Twitterで話題になっている、お菓子などの空き箱を使った精巧な紙細工作品。あなたも作ってみませんか? フォロワー数約30万人もの人気を誇る作家が、初心者向けに自身の作品をアレンジ。箱1箱から手軽に立体作品を作れる解説書「お菓子の箱だけで作る空箱工作」を出版しました。夏休みの宿題の工作、何にしようかまだ悩んでいるのなら…どうでしょう、チャレンジしてみない?

 話題の作品を作っているのは「空箱職人 はるきる」(@02ESyRaez4VhR2l)さん。神戸芸術工科大アート・クラフト学科に在籍しながら、暮らしの中で何気なく見かけている空き箱を、遊び心ある造形に仕立てて発表しており、このたび初の著書を出版しました。

 ポテトチップスの「プリングルス」を紳士に、ビスケットのアルフォートを「飛空挺」、はたまたチョコレート菓子の「トッポ」を空中都市に…。商品のロゴや印刷されたキャッチコピーをアクセントに使ったり、成分表示の部分もテクスチャーとして活用したり…繊細な作りだけでなく、もともとの商品のイメージや空き箱のデザインから想起される、ユーモアある世界観が注目を集めています。

 今回の書籍では、Twitterで話題になってきた作品を、画面上では見られなかった細部の写真や、制作秘話とともに一挙公開。あわせて、気軽に挑戦できる5つの工作を紹介しています。

 出版元であるワニブックスの担当者によると「工作好きのお子さんであれば、小学校高学年くらいから制作できると思います。小学校3~4年生でも、親御さんがお手伝いしながらであれば、作れる難易度です」とのこと。

 5つの工作については、お菓子の箱から切り取るための型紙が用意されているほか、制作過程をすべて写真で紹介!…一部ページを紹介しますが、いかがですか?

 これならどこをどう切って、どことどこをどう折り曲げてつなげればいいのか…手にとるように理解できますね!不器用な私でも、なんとかなりそうな気がしてきます!

 「お子さんにも作っていただくことを想定していたので、「わかりやすさ」にこだわりました。作品プロセスをできるだけわかりやすく伝えるために、撮影、デザインなどは試行錯誤しました。型紙はすぐ使えるよう原寸大で、コピーなどしなくても切り取れるよう、裏を白ページにしています」

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 掲載されている工作作品について、はるきるさんは「SNSで話題になった『アルフォートの空飛ぶ船』はかなり難易度が高いので、雰囲気だけ残し、『小さな船』としてアレンジしました。『オレオの戦闘機』や『チェルシーのピアノ』は、基本構造は同じですが、コックピットやミサイル、鍵盤などの細かい部分をシンプルにすることで作りやすくしています」としています。簡単にアレンジされていても「いずれも作品全体に共通するスタイリッシュさは残せるよう、留意しています」とのこと。はるきるさんのクリエイティブの一端を、制作を通じても実感できそうですね!

(まいどなニュース・川上 隆宏)

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お菓子の箱だけで作る空箱工作 https://www.wani.co.jp/event.php?id=6343

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