目が開いていない子猫を道路で保護 ミルクティー色の美しい美猫に成長
まだ若い黒猫の相棒を探そうと、年が近い黒猫の子猫を探していた高橋さん。譲渡サイトで黒猫だけを見ていたが、ひょんなことでミルクティー色の可愛らしい子猫をみつけた。
■ミルクティー色の美しい子猫
埼玉県川口市に住む高橋さんは、2匹の猫を飼っていた。先住猫のくぅちゃん(13歳)と暮らしていたところに保護猫のノワールちゃん(現在3歳)がやってきた。
ノワールちゃんとくぅちゃんは年が離れているせいか、あまり相性が良くなく、高橋さんは、ノワールちゃんと一緒に遊べる猫を飼おうと考え、譲渡サイトを見ていた。
「最初は、ノワールの相棒を探していたので黒猫ばかり見ていたのですが、ある日、被毛がミルクティー色の子がいて、すごく惹かれたんです。家族もいいんじゃないと言ってくれたので、メルクに決めたんです」
■道路で鳴いていた産まれたばかりの子猫
「メルクは、保護主さんが家にいたら猫の鳴き声が聞こえてきて、おかしいなと思ったら道路で鳴いていたそうです。たった1匹でいて、見ていると庭まで入ってきて、見捨てることもできず保護されたそうです。両目ともに開いていないような状態で、目が見えていなかったので、すぐに抱っこして保護できたそうです。なぜ小さな猫が、たった1匹で道路の真ん中にいたのか、どこから来たのかは分かりません」
保護主さん宅には先住猫がいて、その子と相性が悪かったので、譲渡サイトで里親さんを募集するにいたった。
2018年8月13日、メルクくんが生後3ヵ月くらいの時から高橋さん宅でトライアルがスタートした。
■後輩猫メルクくんをしつける、お母さんのような猫
メルクくんが家にやってきた時、くぅちゃんは知らんぷりだった。ノワールちゃんは、メルクくんのお姉さんのようにしつけをしたという。
「まるで、お母さんが小さい子供に向かって『あなた何をしているのよ』と叱っているような感じです。窓際に2匹でいると思ったら、ノワールがメルクを猫パンチしていたり、メルクがノワールの耳をかじると、メルクの鼻を前脚でちょんちょんとつついたりするんです」
メルクくんは、高橋家に来た時はすごくやんちゃで、他の子が遊んでいるおもちゃを取り上げてしまったが、ノワールちゃんのしつけの効果があったのか、去勢したからなのか、最近は落ち着いているという。
「被毛や目の色がきれいで、遊んでいる時、ちょっとどんくさいところも可愛いんです。ノワールはきれいにジャンプして着地できるんですけど、メルクは、肉球をパーにしたまま飛んでいるんです。猫らしくないでしょう(笑)」
お風呂場の珪藻土のマットがお気に入りで、そこに乗ってなぜてもらうため、ママがお風呂からあがるのを待っているのが日課だ。