藤井隆の新たな挑戦…ホテルで開運ディナーショーをプロデュースする理由

ディナーショーをPRする藤井隆=大阪市内
ボルサリーノ・関好江の料理を楽しもう
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 お笑い、歌、ドラマ、司会とマルチな活躍を続けるタレント・藤井隆(47)が今秋、ホテル日航大阪でディナーショーのプロデュースに挑戦する。手がけるのは「ボルサリーノ関好江 開運ディナー&ショー」(10月11日、昼の部正午、夜の部午後6時半)。20年来の親交というお笑いタレント、ボルサリーノ・関(48)のレシピをコース料理で提供する、同ホテル初の試みだ。

 “開運”をうたうには訳がある。料理本を出版するほどの腕前を誇る関は、弁当を作って楽屋で芸人仲間らに振る舞うことも多い。その料理を食べた若手がコンテストで賞を取ったり、売れっ子になったりといった現象が起こり、芸人の間で開運料理と認知されるようになったという。藤井いわく「椿鬼奴さんも、関さんの料理を食べた後に結婚したんです!」と、おめでた続きのようだ。

 藤井自身も以前、膝を痛めた時に、関が「軟骨のコラーゲンが骨やじん帯にいいから」と作ってくれた鶏軟骨入りの団子を食べて元気になったという。「おいしかったし、膝も治りました」と振り返り「体によくて開運になる食材って、意識すると楽しい。例えば初物の食材って、食べると長生きすると言われますが、関さんによると、生物が子孫を残そうとする時期なので、栄養価が高いんだそうです。食べるとパワーや運気がアップするらしいよ、という話を聞きながらの食事も楽しいですよ」。

 関はこれまでにもイベントなどで開運料理を出し、藤井も協力してきた。しかし屋台スタイルなど簡単な料理が多かったことから「関さんが『夢は冷たい料理を冷たい状態で、温かい料理を温かい状態で出すこと』と話していたのを形にしたくて、今回実現した」と自信を持っている。

 ゲストにはまちゃまちゃ、博多大吉(夜の部のみ)が参加。藤井や関とともに食についてのトークを繰り広げる。「僕も食べ手の1人として料理を味わい、関さんにレシピや開運のポイントを聞く。何より、関さんの人柄にも触れてほしい」と、出演者と客が同じ目線で料理とトークを楽しむイベントになりそうだ。

 自ら企画書を作り、ホテルでシェフと会議するなどプロデューサーとして本格参戦。イベントでは陰陽五行(万物の因果関係を表す古代中国の思想)や風水、栄養学に基づいた“パワーフード”を使い、食べると開運につながり、元気になれる料理をコースで提供する。「大阪をイメージした料理や、関さんの出身地である名古屋の赤みそを使った料理も考えています」とさまざまなアイデアがあふれている。

 1カ月後のイベントに向けて力が入るが、ひとつ気になることがあるという。「関さんはたくさんの開運料理を振る舞い周りの人を幸せにしているんですが…。本当のところ、僕は関さん自身も開運してほしいんです」とポツリ。「関さんに彼氏ができたり、開運するといいなと思うんですよね。まちゃまちゃさんも関さんに『お前が食えよ!』と言ってるくらい」。最も願うのは、関に最高の運気が訪れることのようだ。

(デイリースポーツ・中野裕美子)

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