これは神秘的! 引き込まれそうな「中秋の名月と岐阜城」の写真が話題…撮影者に聞いた

中秋の名月をバックにした岐阜城の美麗な写真が話題になっている。かつて戦国時代に織田信長が天下統一の足場にしたホームグラウンドを月の灯りで見事に際立たせている。歴史マニアでなくても、思わず引き込まれそうになるこの写真を撮った撮影者に話を聞いた。

月が1年のうち最も美しく見える日、中秋の名月。日本人はこの日の月を特別なものとして愛でてきた。今年のその日は9月13日だったが、岐阜県在住で40代男性の会社員・jigurohiroさんが月を背にした名城をフレームに収めた。4枚の写真をSNSに「今年は色々な顔を見せてくれた中秋の名月でした」とアップすると10万を超える「いいね」がついた。

「とても美しいですねまるで映画のワンシーンのようです!」

「凄い、戦国本かなんかの表紙になりそうですね。感動」

「凄い神秘的な写真素晴らしいです織田信長も同じような中秋の名月を見ていたんでしょうね」

戦国の世、織田信長に思いを馳せるユーザーまでいた。岐阜市のホームページによると、岐阜城はかつて稲葉山城と称し、斎藤道三の居城だった。特に岐阜城の名を天下に示したのは、織田信長がこの城を攻略し、この地方一帯を平定するとともに、地名も「井の口」を「岐阜」と改称し、天下統一の本拠地としてからだった。

時空を超えて、歴史ロマンさえ感じる写真を撮影したjigurohiroに聞いた。

--ツイッターで大きな反響がありました

「とてもビックリしてます。どうしたらいいのか分からずにコメントの返信に追われてますが、すごく嬉しいです」

--この写真を撮ろうと思ったきっかけは?

「岐阜城と月の写真は岐阜のカメラマンではかなり有名な被写体です。既に撮られている先輩がたに憧れて撮り初めました」

--写真に収めることができたときの気持ちはどうでしたか

「この日は様々な月と雲の表情が撮れたので、満足感でいっぱいでした」

--どうやって撮ったのですか?

「月と城が重なって見える場所を調べ、出来る限り遠い場所から望遠レンズを使用して撮影しています」

--月がすごく大きく見えます。特殊な撮影方法なのでしょうか

「基本的には、月の大きさ、どこから見ても変わりませんが、城の大きさは近いと大きく遠いと小さく見えます。遠い場所から撮影する事で、本来は城が小さくなってるのですが、月が大きく見えるように感じるのです」

--撮影した時間帯、使用した機材は?

「時間は18:30~19:30頃。カメラはCanon eosR、レンズはシグマ150-600mmです」

--職業はカメラマンですか?

「写真歴は4年程度で趣味で写真を撮影してます。サラリーマンです」

--普段はどんな写真を撮っているのですか?

「岐阜城と月や飛行機、工場夜景や風景写真など様々です」

(まいどなニュース・佐藤 利幸)

■jigurohiroさんインスタ https://www.instagram.com/jigurohiro/

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