今年もハロウィーンの季節、つまり、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）の季節を迎えた。そう、USJでは「本番」の10月31日を待たず、もう既に9月上旬から「ホラー・ナイト」や「こわかわハロウィーン」などのハロウィーン関連企画が連日繰り広げられているのだ。USJに一番近いオフィシャルホテルとして知られる「ザ パーク フロント ホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」ではこの時期、コスプレをした宿泊客が行き交い、独特の熱気に包まれるという。

3連休初日の9月21日。同ホテルのマーケティングマネジャー、伴孝之さんを訪ねた。

「USJのハロウィーンは毎年すごい人気ですよ。当ホテルも、10月中盤以降はお部屋も取りにくくなりますし、いろんな格好をした人が普通に歩いているので、非日常感がグンと増します」

伴さんによると、USJは年間を通じて9、10月のハロウィーン期間中が最も盛り上がるのだという。2015年8月にオープンした同ホテルも、従業員がフェイスペイントをしたり、子供向けのサービス「タイムトラベル・コンシェルジュ」がハロウィーン仕様の装いになったりと、その熱気を全力で後押し。「働いている私たちの方も、この時期はいつもより少しワクワクするんですよ」と伴さんは笑顔で話す。

ただ、チェックアウトの時間が過ぎ、昼を過ぎて夕方が近づいても、期待していたような仮装の人はホテル内ではほとんど見かけない。ハロウィーン期間に突入しているとはいえ、タイミングとしてはやはりまだ少し早かったかもしれない。あちゃー。

ホテルの外でUSJに向かう人の波をしばらく眺めていると、午後の遅い時間になるにつれてゾンビやゴーストなどに扮した人たちの姿が少しずつ増え始めた。

そして午後6時からは、USJ内のハロウィーン関連イベントが本格化。午後9時半の閉園時間が近づくと、「世界最高の感動と興奮」を存分に楽しんだ人たちが、続々と園から出てきた。ホテルのロビーも部屋に戻る宿泊客らの興奮した笑顔で溢れ、しばらくはハロウィーンの余韻がそこここに漂っていた。

■ザ パーク フロント ホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

　https://parkfront-hotel.com/

（まいどなニュース・黒川裕生）