35万円恐喝で、なぜ「組対2課」が逮捕?アンジェリカ夫逮捕で背後にある“何か”小川泰平氏が指摘
知人男性から現金35万円を脅し取った恐喝の疑いで、モデル・道端アンジェリカの夫で韓国籍のキム・ジョンヒ容疑者(37)が警視庁組織犯罪対策2課に逮捕されたことを受け、元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は3日、当サイトの取材に対し、「35万円という“中途半端な金額”が気になる」と指摘。その背後にある3人の関係にも注目した。
捜査関係者によると、逮捕容疑は8月7日、東京都渋谷区で、道端の知人で会社役員の40代男性の職場に押し掛け「おまえの家族をめちゃくちゃにしてやる。うそをついたら鉛筆で目を刺す」などと脅し、35万円を口座に振り込ませた疑い。事件後に男性が渋谷署に相談した。
事の発端は、同区内でキム容疑者が経営する会員制の飲食店内の個室とみられ、道端もその現場に同席していた。同容疑者は「飲食代を請求した」などとしているが、警視庁は3人の間で何らかのトラブルがあったとみて経緯を調べている。
小川氏は「通常35万円程度の恐喝事件なら所轄の刑事課が対応すべき事件。しかし、今回は組対2課が逮捕している。組対2課といえば国際捜査のエキスパートの集まりである。単に35万円の金銭を脅し取ったという事だけではないと考えられる」と、背後にある“何か”を指摘した。
さらに、小川氏は「35万円という中途半端な金額にも引っ掛かる」と金額に着目。「通常、脅かして金を取るなら、10万円とか50万円とか100万円とか、区切りのいい金額を出すはず。それが、35万…。ということは、何か以前、その金額を出してもらったのか、借りていたのか、お互いの見解の違いがあって、例えば『あれ返せ』『あれは出してくれたんでしょう?』『そんなわけないだろう!』などというやりとりがあって、35万円を払えと言ったのかも分かりません」と推測した。
道端が現場に同席していたことについて、小川氏は「同席していて、恐喝行為に加担する、例えば、知人男性に対して『あなた、払いなさいよ、払わないと大変なことになるよ』といったような文言があれば、共犯ととらえられる可能性もある」と一般論として説明。「ただ、今の時点では共犯として逮捕されていませんから、今後、警察が3人の関係を慎重に調べていくと思います」と見解を示した。
道端は「道端三姉妹」の三女として、2005年頃からモデルとして本格的な活動を始め、テレビのバラエティー番組にも出演。17年12月に「一般男性」としてキム容疑者との結婚を発表し、昨年7月に第1子となる長男を出産している。