世界中の超レアな極上チョコが一堂に 人気企画「幸福のチョコレート」予約販売開始
通販大手「フェリシモ」(神戸市中央区)による、海外のチョコレートを専門に扱う冬季限定の通販サイト・カタログ「幸福のチョコレート」が、今年も11月1日から、バレンタインとホワイトデー向けの予約販売を開始した。知られざる、そして魅惑的なチョコの数々を取り揃え、チョコ好きたちの心を早くも撃ち抜いている。担当したのはもちろん、フェリシモの名物バイヤー「みり」こと木野内美里さん。チョコ企画に携わり続けて今年で23年目、チョコ界の超有名人である。みりさん、今年の推しは何ですか?
「何と言っても、クロアチアとスロベニアのチョコです。国名を聞いても、どこにある国かピンとこない人が多いかもしれません。チョコに関してもほとんど無名の国ですが、これがもう本当にすごかった!」
例えば、今回が日本初上陸となるスロベニアの「Berryshka(ベリシュカ)」。首都リュブリャナから車で1時間の山の中、森と青い泉に囲まれた秘境のような場所にある家族経営の店だ。そもそもはウイスキーのメーカーで、お酒に合うチョコを作ったところ大人気に。目を疑うほど美しいブルーのミントチョコは、みりさんが特別に注文。店の前にある泉の色をイメージして作られているという。
「最近の世界的な傾向として、センスが尖った人、光るものを持っている人ほど地方に住んでいる印象があります。ベリシュカもそうですが、荒野でぽつんと店を構えていたり、地元の人しか通らないような小さな路地裏で営業していたりと、同時多発的に『地方の時代』が進んでいると感じました」
「かつては、本場のパリやブリュッセルに店を出すのがひとつのステータスでしたが、今はそんなことはありません。スロベニアのある女性ショコラティエは『私が目指すゴールは人と違うこと』と言っていたほど。そうした人生哲学が、どのチョコの味にもにじみ出ているんですよ」
幸福のチョコレートは、みりさんが海外を回り、直接交渉して揃えた他の追随を許さないラインアップで毎年話題に。今年は25カ国の108ブランド、計166種を用意した。日本初上陸も30ブランド以上に上るという。色鮮やかなチョコ、真っ黒いチョコ、リンゴとシナモンで極上の味わいを実現したチョコ、ハチミツの濃厚な風味が楽しめるチョコ、細かく砕いたリコリスの絶妙なアクセントがクセになるチョコ…。どれも、みりさんが世界中を訪ね歩いて見いだした逸品ばかりだ。
「海外出張を終えるたびに『もうこれ以上のチョコはない』と思いますが、翌年にはまた素晴らしいチョコとの出合いがあります。そう、チョコは常に進化し続けているんです!地球の片隅で愛される極上のチョコを日本の自宅で味わう、そんな贅沢をぜひ楽しんでみませんか」
「幸福のチョコレート」は2020年2月上旬~13日に届く「バレンタイン」と、2020年3月上旬~13日に届く「ホワイトデイ」がある。専用サイトでは、バレンタインは1月末、ホワイトデイは2月末まで申し込みを受け付けるが、応募が多数になった場合は締め切り前に終了する可能性がある。
(まいどなニュース・黒川 裕生)
■幸福のチョコレート https://www.felissimo.co.jp/choco/