橋本マナミ、妖怪初挑戦も…キスシーンが濃厚過ぎて本編カット!?
ここまでイメージにピッタリの役柄も珍しい。現在公開中の映画『地獄少女』で橋本マナミ(35)が演じるのは、顔の半分が骨剥き出しという遊女の妖怪・骨女だ。「私には愛人イメージが強くあるので妖艶な役をいただく機会は多いですが、妖怪役は初めて。愛人を経て、ついに妖怪・骨女にたどり着きました!」と異界で新境地を開拓した。
2005年に誕生した同名人気アニメを玉城ティナ主演で実写映画化。橋本が演じた骨女は、閻魔あい(玉城)の右腕として地獄に堕ちてきた人間を苦しめる怖い存在だ。しかし橋本は恐怖以上にお色気パートで本領を発揮。
「色々と場数を踏んでいるので、ラブシーンはもはや特技です。今回はお相手の方が若い男性だったので、私がリードする形で挑みました」とお手の物。ただ熱演の結果「濃厚過ぎて本編でカットになったキスシーンがあります。私がやると、どうしても18禁映画のように見えてしまう。やり過ぎたかなぁ?と反省しています」と手加減なしだ。
剥き出した骨の特殊メイクで顔半分が隠れているが「演じる役のためならば自分の顔なんてなくなってもいいと思っているので、グロテスクに完成していくのが嬉しかった」と望むところ。妖怪を演じる上では「セリフも少ないので、特殊メイクのビジュアルや佇まい、首の動きで不気味さを意識。人間っぽさをなくすのに苦労しました」と悲しい色気のある妖怪に成り切った。
ホラー映画の撮影現場では、怪奇現象が起こるというジンクスがある。ところが今回の撮影では、骨女の橋本が一般人を恐怖させてしまったようだ。「深夜の廃墟ロケの際、トイレのある場所に行くために街灯もない道を10分くらい骨女の姿で歩いていました。すれ違った車が2台あって、運転手さんをかなり怖がらせたと思う」と恐縮する。
愛人キャラを経ての妖怪変化。非現実を思い切り楽しんだが「妖怪もいいけれど、次は貞子のようなオバケに襲われて恐怖する人間側を演じてみたい」と人間復帰に前向きだ。
(まいどなニュース特約・石井 隼人)