宝塚元星組トップスター・紅ゆずるが再始動 男性キャストと初共演…「女性っぽく見えるかも」とニヤリ
10月に宝塚歌劇団を退団した元星組トップスターの紅ゆずるが、早くも再始動した。
新たに松竹エンタテインメントに所属。このほど、大阪市内で取材に応じた紅は、17年間の在籍中にすべてを注いでいた男役からの急激な“変化”は否定し、「私服も全然変わってないです」と即答した。退団後の“新規開拓”はネイルのみといい、「(身長173センチで)手が長すぎて、女性っぽい格好をしようと思っても合う服がない。ドレスを着たい気持ちもないです。着ろって言われたら仕方ない。強制的に着せられてるうちに、こういう格好も似合うのかとなれば」と流れに任せるとした。
星組トップの先輩、柚希礼音や安蘭けいとは連絡を取っているといい「『ランチしよな。(宝塚時代は多忙で)したことないやろ』『スカート選び、手伝ったるな』と言われてます」とやりとりを披露した。
来年2月に退団後の初コンサート「紅-ing!!」(2月6~9日、大阪・梅田芸術劇場。同13~15日、東京国際フォーラム)が決定。宝塚愛が不変の紅は、タイトルを「『紅、続行』の意味」とし、「新たな私というより、今までがあったからこその紅ゆずるというのを皆さんと共感しようと決めた」と胸の内を明かした。
内容は未定ながら、男性キャストと初共演することには「男性を両わきに置けば、女性っぽく見えるかも」とニヤリ。紅ファンというゴールデンボンバーの歌広場淳(34)も出演する(大阪、東京各1公演のみ)。大阪出身でコメディーセンス抜群の紅は「笑っていただける場面があればいい」と希望した。
かつてSMAPやKinKi Kidsのファンだったという紅は「寅さん(松竹映画「男はつらいよ」)が好き」ということを出発点に現事務所を選んだ。今後については「あこがれの俳優さんは特にいませんが、三谷幸喜さんは作品が大好きなので、お仕事をさせていただきたい。あとは絶対に直らない大阪弁を使って、いろんな番組に出たい」と目標を掲げた。新たな環境でも高みを目指す。
(まいどなニュース/デイリースポーツ・大島 一郎)