市川由衣「仕事・結婚・出産・子育て」いつも隣に愛猫・とらじがいた!

 芸能界、スポーツ界の著名人たちが愛してやまない“ウチのにゃんこ”の魅力を語り尽くす企画「キャットーーク」。にゃん○にゃん○(2020)年1月は、芸能界から女優の市川由衣(33)が登場。愛猫・とらじ(12歳、オス、雑種)について語ります。

  ◇  ◇  ◇

 出会ってからの12年で色んなことがあったな。独身の時も、結婚して子供が生まれた時もずっとそばにいてくれた。息子が生まれてからは構ってあげる時間が少なくなったけど、いつも隣で私の色んな場面を見てきてくれた相棒なんです。

 07年の夏ごろ、事務所の寮を出るタイミングで猫を飼おうと決意。ペットショップで買うことに抵抗があったので、なるべく自然に出会わないかなと地元をぶらぶらしていたら、偶然クリーニング屋さんで里親募集の張り紙を見かけたんです。

 キジトラ柄なので名前は「きじお」と迷いましたが、おじいちゃん感が強くてボツに。カタカナの「トラジ」だと焼き肉屋さんっぽいので、最終的に平仮名で「とらじ」とかわいくしました(笑)。

 市川家ではボスのような存在。何かあっても「ニャー(オレはどかない!)」ってどっしり構えてます。でも子供には甘い。息子が「とらじ~」と呼ぶと、すぐ近寄って遊んであげてるんです。お兄ちゃんらしいところも頼りになります。

 ひとり運動会を夜な夜な開催してます(笑)。寝静まった部屋で急にテンションMAXになって走りだす。ダダダダッ!って。疲れた後は私の腕でぐっすり。「すぅ」って寝息立ててる姿にキュンとします。

 きれい好きな夫(俳優の戸次重幸)は元々猫が苦手でした。お付き合いを始めた頃に家に来て、抜け毛に衝撃を受けたらしい。ブラッシングしているうちに猫が好きになったそうで、今ではちゃんとお世話してくれています。

 実は2年前にとらじは猫のガンになってしまったんです。なでていたら偶然しこりを発見しました。早期の発見だったので手術で完治しましたが、子供が生まれてから構ってあげる時間が少なくなってしまったからだとすごく反省しました。

 人間で言うと60歳後半のおじいちゃん。ジャンプも「よいしょ!」という感じで前と比べて腰が重そうです。そんなところも愛しい。これからも一緒にいる時間を大事にして、たくさん抱っこしたり、一緒に写真を撮ったりしたい。以前のようなラブラブを取り戻したいです。

◆市川由衣(いちかわ・ゆい)1986年2月10日生まれ。東京都出身。2000年にデビュー。主な出演作は映画「NANA2」(06年)やNHK「桂ちづる診察日録」(10年)など。ドラマ共演をきっかけに俳優の戸次重幸と15年9月に結婚。現在は女優業と並行し、16年9月に誕生した男児のママとして育児に奮闘中。

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